品川やきいもテラス2018
私は常々、子供には原体験をさせてあげたいと思ってる。
私が子供の頃、私の母は時々庭で落ち葉焚きをしていた。
いわゆる、たき火ね。
そこにアルミホイルでくるんだサツマイモを入れ、焼き芋を作ってくれた。ごくたまにだけれど。
でも、横浜で生まれたうちの娘はたき火も知らないし、スーパーで買う焼き芋しか知らないし、たき火なんて見たこともない。
ちなみに、横浜生まれ、横浜育ちの我が夫もたき火をしたことはないらしい。
たき火だ、たき火だ、落ち葉たき〜♬
の歌詞の意味を娘は知らないのだ。
かくなる上は、焼き芋の本当の作り方を見せてあげたい。
そんな時、ネットの記事に私の目が釘付けになった。
品川シーズンテラスで焼き芋フェスタが開催!
その名も、品川やきいもテラス2018。
品川シーズンテラスといえば、逃げ恥のロケにも使われた広い芝生広場がある。
きっと落ち葉たきをして、焼き芋を作るに違いない。
ぜひとも、娘に見せてあげたい。体験させあげたい。
そして、娘も焼き芋が大好だ。
きっと喜ぶとに違いない。
前日にネットで色々ググってみたが、焚き火の情報はない。
焼き芋の出店リストや、足湯の情報ばかりが目につく。
考えてみれば、ずっと落ち葉たきをするのもたいへんだろうから、1日3回とか時間限定なのかもしれない。
そうすると、落ち葉たきでできた焼き芋は争奪戦だ。
食べれなくても仕方ない。
作っている様子や落ち葉たきを見られればそれでよいのだ。
焼き芋は焼き芋専門店で食べるとしよう。
そして当日。
品川シーズンテラスは、焼き芋フェスタに来た人たちで大にぎわいだった。
お店に並ぶ長蛇の列。
そして、落ち葉たきは・・・なかった。
そもそも、そんなイベントはなかったのだ。
考えてみれば、都心のオフィスビルで落ち葉たきなんか許されるはずがなかった。
気を取り直して、純粋に美味しい焼き芋をいただこう。
それでいい。ムスメは焼き芋が大好きだ。
どのお店も美味しそうだが、いまいち判断材料に欠ける。
お店ごとの違いがわからない。
焼き芋ブリュレに惹かれて、溶岩焼き芋のSEAEDに並んでみた。
が、3歳児は並ぶことにすぐ飽きてしまい、夫だけが並ぶことに。
夫を連れてきた甲斐があった。
その間に、私とムスメは、甘平という高級みかんの試食や、佐賀県の甘酒の試飲を楽しんだ。
甘酒はノンアルコールで優しい甘さなので、3歳児もグビグビ飲んでいた。
そこそこ堪能して行列に戻ると、旦那がお会計の番に。
安納芋はすぐもらえたが、焼き芋ブリュレをもらう列に並び直すらしい。
3歳児が歩きながら焼き芋を食べるには無理があるので、またしても夫だけ並ぶことに。
ホントに夫を連れてきた甲斐があった。
私とムスメは念願の焼き芋タイム。
密色の焼き芋が神々しくさえ見える。
びっくりするほど濃厚な甘さ。
ムシャぶりつく3歳児。
その後、焼き芋ブリュレとも合流し(間違えた!夫だった)、我々は焼き芋ブリュレも堪能した。
落ち葉たきは経験できなかったけれど、焼き芋専門店の焼き芋は、本当に美味しいと知った焼き芋フェスタだった。
最後に。
焼き芋食べるならウェットティッシュは必需品。
あと、並んでくれる優しい夫も。